瓜連H邸

木曜日の午後は常陸大宮で現場定例。F邸は広い常陸大宮市の中でも比較的南に位置するため、現場からの帰り道、久しぶりに瓜連H邸にお邪魔した。

H邸が竣工して早5年。5年前と言えば東日本大震災の年で、当時、H邸はクリーニングも終わり、引き渡し間際の状況。3月11日当日も、朝イチでH邸の現場定例に行き、昼過ぎにその状況をブログに書いている。

瓜連H邸-クリーニング

幸い、大地震による被害も少なく、4月初旬には当家へ引き渡せたが、肝心の電気がなかなか使えるようにならず。それでも引き渡しの次の日の、小学校の入学式にはなんとか間に合った。その子がもう6年生・・・。

H邸は・・・「平屋」というキーワードで画像検索した人がH邸の写真を見て、ボクに設計を依頼して頂いたほど・・・ボクの事務所にとって、ゲスな言い方をすれば「人気商品」になった住まい。当時のボクにとっては、震災のおかげでH邸のオープンハウスが出来なかったのは事務所の営業的にはなかなかのダメージっで、1ヶ月くらい前に告知したオープンハウスの予約も満席だった。

引き渡し後に外構工事を行い、庭に木を植えたのが夏の一歩手前で、当時の様子は竣工写真でよくわかる。

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アプローチのすぐ横に植えたのがカツラ。カツラは育ちが速いのでどんどん大きくなると聞いていたが、

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5年でずいぶん大きく、そして樹形も綺麗になった。葉のボリューム感も良い感じで、

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♡型の葉っぱが女子所帯のH邸にぴったり。外部をぐるっと一回りして見ると、

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木部は一度施主自身で再塗装を施しているが、外壁のサイディングはいたって綺麗な状態を保っている。特段手入れは無し。このサイディングは今は無きウベボード。既に会社は解散済み

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周りが畑なので、さすがに目地のコーキングは黒っぽくなっているが、サイディングが綺麗だとそれも特に気にならない。

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汚れらしい汚れと言うほどではないがあえて探せば、窓の下に薄らと雨だれのような汚れくらい。写真がほとんど見えないほど。

内部も当時と変わったところは、パインの床材や現しの柱梁が良い感じに焼けているくらいで、建具の不具合なども無く、想像以上、と言うかまさかこれほど竣工当時と変わっていないとは・・・。せっかくなので、庭のアオハダが緑になった頃、もう少しマシなカメラを用意して伺わせて頂きたいと思う。

瓜連H邸

そろそろストーブを焚き始めているところもあるので、

今週は、この冬がファーストシーズンのストーブのところへ行って、

取説&慣らし焚きを行っていく。今日は瓜連H邸

 

H邸は家族4人のための平屋の住まい。

法的に平屋と言っても片流れの屋根の勾配を利用して大きなロフトもあるので、

前面道路から見ると2階建てにも見えるボリュームを持っている。

 

薪ストーブが土間に置かれており、

真上に設置されたシーリングファンで暖気を循環させている。

平屋の住まいは毎日の生活は暮らしやすい反面、

ストーブの暖気は1階の面積が大きい分、不利になるが、

そもそも住まいの暖かさは薪ストーブだけでなく、

昼間どれだけ太陽の暖かさを住まいに取り込めるか、にもよるので、

住まい始めて半年とは思えないほど、綺麗な飴色の艶が出ているフローリングを見れば、

この平屋の住まいがどれほど太陽に恵まれているか、良くわかる。

 

慣らしと言っても初めてストーブに火を入れるとあって、

せっかくなので夕方18時に訪問。さっそく慣らし開始。

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半年間、せっせと準備した薪がかなり良い感じで燃えている。

 

慣らしは、金属で出来ているストーブをいきなり高温で使い始めると変形するための、

準備運動のようなもの。塗装や油が焦げるので、若干臭いと煙が出る。

ストーブ天板の温度は一般的には200℃以下、ネスターで150℃以下にするのが目安。

2~3本の薪を入れて燃やしきり、それを4~5回に分けて繰り返す。

 

ストーブを着火する時に注意としては、まだ燃焼が不十分で煙突内の上昇気流が弱く、

空気の引きが弱いので、特に焚き始める時間帯が夕食の準備と重なり、

キッチンで換気扇を同時に使っていると、住まい内部が負圧になって、

逆流する事なある。その場合、とりあえず換気扇を止めて、

ストーブに一番近い窓を少し開けて外気をいれると、逆流はすぐに納まる。

 

初めてのストーブの火に、

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子どもたちものけ反る喜び(笑)。

 

まだアクセサリーの準備をしていないようなので、最低限、グローブとストーブ周りのツールセット、

着火剤は必要。出来れば外から薪を運ぶのにキャリーがあると楽。

ストーブ周りは意外と小物が増えるのでストッカー、乾燥防止にケトル、

料理をするならクッキングスタンドは必需品。

 

これから少しずつ使い慣れて、楽しいストーブライフを送ってもらえれば、家族にとって、

初めてU邸でストーブの火にあたり「薪ストーブを入れたい!」と思った事が実現出来た事になる。

瓜連H邸

先週撮影した瓜連H邸の竣工写真の一部を公開します。

 

南側外観。

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当日は曇り空だったため、内部の撮影はしやすかったが、

外壁が白いH邸にとっては空と外壁の差がないので、

空の画像を入れ替えてもらうと、

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畑まで芝生に変わっている(笑)。

 

庭に寄ったアングル。

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植えたばかりのアオハダが綺麗。

 

もっと寄ると、

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リビングが庭に大きく開いている感じがよくわかる。

休日になると家族みんな、ウッドデッキの利用率が高くなる。

 

道路側外観。

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カーポート横にカツラが植えてある。

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カーポートを建築本体といかに馴染ませるかという課題は、設計者にとって頭の痛い課題で、

建築と切り離して独立させる、屋根勾配を合わせる、周りをドライな感じに仕上げる、

と言ったあたりが解決策になる。

 

LDK。

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広さとしては24帖で、中央の丸柱でゆるく全体のゾーンを分けている。

 

LDK2。

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撮影用に引き戸を閉めているが、実際はいつも開きっぱなしで使っているはず。

引き戸を開けると・・・主婦感動のサニタリースペースが隠されている。

ここは非公開。

 

LDK3。

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片流れの勾配を利用してロフトを設けている。

ここは子どもたちが自由に使えるように壁の仕上げはシナベニヤ。

 

ダイニングの背面にタタミスペース。

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横からスリット状に光りが入り、風がよく抜ける。

 

薪ストーブはPECAN。

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玄関のシューズボックスも製作して建築のテイストに合わせている。

 

最後に、

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やっぱり庭。このスペースの心地良さは誰もが共有出来ると思う。

 

建築は、自然から我々の生活を守るためにつくるシェルターだが、

だからといって、外部の自然環境を全て遮断してしまって、

内部に人工環境を作り出せば良いという訳ではない。

 

・・・設計としては遮断する方がはるかに簡単だが・・・、

敷地条件を活かす、という事がもっとも環境に配慮した建築になるはずで、

建築というモノ自体は経年のなかで劣化していくが、

住まいに入ってくる、風や光は劣化する事はない。

瓜連H邸

外構工事も完了したので、今日は竣工写真の撮影日。

写真を撮るには晴れている方が良いと思われがちだが、実は今日のように、

曇っている方が明るいところと暗いところの差が小さくなるので、案外撮りやすくなる。

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晴れている場合、このアングルだと窓の外から光がたくさん入りすぎて撮りにくくなってしまう。

撮影は午後13時からだったが、トルボーの光もそれなりに明るく見えているし、

窓際の明るさもちょうど良く、窓際の明るさとダイニング周りの落ち着いた光が一緒のフレームに入る事で、

空間の広がりが写真にも出てくるはず。

 

内部は、この日のためにかなり気合い入れて掃除をして頂いた様子で(笑)、

あまり荷物を移動する必要もなく撮影も順調に進み、

外部、内部撮って約2時間で完了した。

ただ、2時間と言ってもなんせ今日の蒸し暑さ・・・、みな汗をかきながらの撮影、お疲れさまでした。

写真が送られてきたらアップしたいと思う。

瓜連H邸

瓜連H邸にも、立派な庭木が入った。

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リビングから見えるところに写真のアオハダ。道路から見えるところにはカツラ。

ここのアオハダは、背丈は高くないが枝張りが良い樹で、本株立ちの立派なもの。

ここまで株の多いアオハダも珍しく、自然樹院さんの広大な畑でも目を引く存在だったため、

ボクが一目惚れした樹。うちにもっと庭があればうちに植えたいくらい(笑)。

 

これでようやく、家と庭が出来て文字通り家庭・・・。

子どもたちがウッドデッキではしゃいだり、トルボーの優しい光の下のダイニングをみんなで囲んでいる姿を見て、

また、夜みんなでデッキで涼んでいる等と、住まいが家族と馴染んでいる話しを聞ける事が、

設計屋としては一番嬉しい。

 

7月第2週か第3週には竣工写真を撮る予定も入れてもらったので、

出来次第、サイトにアップしたい。

瓜連H邸

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