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札幌日帰り現場監理も残すところあと3回・・・。次回11月11日には完了検査を受検するので、今日は午前中のうちに札幌の検査機関に完了検査の申請。終わってから少し時間があったので、旧北海道庁に行ってみると、

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北海道は秋を通り越してすっかり冬の雰囲気で、朝何を着ていくか迷った末に革ジャンを選択して正解だった。街を歩く人の装いは茨城では考えられないほど違っている。

お昼からは現場定例。早めに到着してひと通りの確認作業をする。

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全景。さすが雪国、煙突の雪割りの大きさもかなり大きめ。レンガタイルは明るめの色味。曇りや雪の日が続く季節になっても少しでも住まいが明るく見えるような色味で考えた結果。

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嫁さん曰く「美術館みたい」と。確かにそう言われるとそんな風にも見えてくる。ただし彼女のイメージしている美術館は「金沢21世紀美術館」のような今時の美術館ではないはず(苦笑)。

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大きなサッシは隣の河川敷に対して開かれている。北国の住まいでもこれだけ大きな開口部を作れるのも、最近の断熱性能が向上した樹脂サッシのおかげ。

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2階の寝室も河川敷に面している。このサッシも写真では小さく見えるが1200mm角近くある大きなサッシ。もちろんトリプルガラス。

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ダイニングとキッチンが大きな吹抜になっているので、和室の低めの天井高さが絶妙な居心地の良さ。

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吹抜の中の階段はいつも通り鉄骨で軽やかに。上の方で螺旋になっているため、吹抜上部の天井から吊り材で持たせている。

現場の空気が非常に暖かく、陽が入っていると全く外の寒さを感じる事がないくらい断熱性能が良い。T邸のUA値(外皮平均熱貫流率)は0.35W/㎡K、以前のQ値に換算すると0.95W/㎡Kになるという恐ろしい高断熱住宅になっている。と言ってもその数値がどんな意味を持っていてどれくらいスゴイのか、ほとんどわからないと思う(苦笑)。

今後のボクの課題としては、この1年間で身につけた断熱や気密の知識をこれからの設計にどう活かしていくか、という事。たしかに全く暖房無しでここまで暖かい住まいを体感してしまうと、その良さをなんとか活用出来ないものか、となる。断熱や気密に関するコストについては、断熱材やサッシなどの建材の金額よりも、どちらかと言うとそれらの施工の手間がどれくらいかかるか、に影響されるのもわかってきたので、より施工方法などもわかるような図面を作れば見積金額がバラけることも無いかもしれない。やるからには少なくとも・・・太陽光発電頼みのインチキくさいゼロエネ住宅よりは(苦笑)、もっとしっかり断熱気密の性能を確保した上で、エアコン1個くらいで住まい全体の冷暖房をまかなえるような、性能を確保した住宅にしたい。

(施工:拓友建設(株))

札幌T邸