勝田U邸

午後、ひたちなか市役所に行く用事があったので、終わってからU邸の現場に。先週末に玄関ドアが設置されている。

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大人二人でも運べないくらい重たい玄関ドア。ようやくついたか、と喜んだのも束の間、取付高さが少し・・・2センチほど高かったため、一度外して再取付してもらうことに。壁天井の木部もこれから同色に塗装する予定。

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内部のボード貼りもだいぶ進んでいる。

U邸のリビングには東西に分けてふたつの小ぶりな吹抜があり、

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それぞれが時間帯によって1階のリビングへ光りを導く役割を担っている。

こちらは階段周りの吹抜、だが・・・めっちゃピンぼけ(苦笑)。

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この階段を上がると、2階からは眺望が開け、

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バルコニーの手摺壁越しに大きな緑が視界に入るという、素晴らしい住環境。そして2階の窓際には、

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高さ300mmのベンチを設えている。日当たり抜群のベンチなので、普段の生活の中心がこの小さな空間にならないかと、不安になる。

バルコニーに出ると、

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周囲からの視線がある方向の手すり壁だけ高さを1,800mmにあげたので、囲まれている感じも出ている。

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バルコニーは広さ7.5帖、電気水道完備という仕様。

 

(施工:(株)名匠建設)

勝田U邸

リビングに階段を設置する場合、設計屋としては意匠的にはオープンですっきりとした階段にしたいところだが、今どきの住まいは、1に収納、2に収納、3,4が無くて5に収納、というくらい収納優先なので、かなり高い確率で階段下のスペースは収納スペースとなる。そうなるとボクの課題としては、収納を確保しつつ、意匠的にもリビングにあっても見栄えがする階段を考える、ということになって、今回考えたのは、

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踊り場から上部を、半分収納に、半分片持ちで跳ね出しにするというもの。階段幅の半分が片持ちで跳ね出しているが、段板と蹴込み板を稲妻状に連続させているので、構造的にも下から支持部材な無くても充分。ボクが載ってもビクともしなかったから大丈夫だろう。

最終的にはこの階段横の吹抜部分に薪ストーブが設置される。

(施工:(株)名匠建設)

勝田U邸

15時より中間検査。ひたちなか市に住宅を建てる場合、100㎡以上かつ2階建てに該当すると基準法の中間検査が必要になる。現場の方は既に、

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制震ダンパーも取付済み。耐震等級3を確保した上にこの制震ダンパーをつけている。今はこのダンパーもかなりの種類があるが、ボクが採用しているのは日立オートモティブシステムの「減震くん」。

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取付場所の上下に横架材があれば、必ずしも基礎が無くても構わないので、リフォームにもかなり有効だと思う。価格も制震ダンパーの中では非常にリーズナブル。これを付けるだけで地震時の揺れ幅がおよそ半分程度まで軽減されるので、今後も予算の許す限り採用していきたい。

2階では断熱材も施工中。

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今回も36Kの高性能グラスウール。厚さが105mmあり、通常の構造材と同じ寸法のため、今までの現場ではかなり大工さんが苦労していたので、今回は断熱材が入る外壁周りのみ120mmの構造材にしている。

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このわずか15mmの違いが大きな違い。断熱材はかなり施工されていたが、それでもまだ、

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この有様。まるで中学校の体育館倉庫・・・。

サッシの枠も半分以上は現場に搬入され、取付も始まっている。

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今回採用したサッシはリクシル最新の樹脂サッシ・エルスターX。もちろんトリプルガラス。あまりの重さに「枠の下がり・ねじれ防止のため補強材を必ずつけてください」と書かれている。実際、1枚のサッシを搬入するのに4人がかりでないと無理らしい。

U邸には薪ストーブを設置することになっているが・・・、無用の長物化間違いなしの断熱性能を確保している。

(施工:(株)名匠建設)

勝田U邸

あいにくの雨模様となったが、大安吉日の本日11月19日、U邸の上棟式が滞りなく行われた。

建て方作業自体は昨日から始めており、昨日の作業終了時点で既に、

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構造用の垂木と野地の構造用合板まで進んでおり、現場の屋根はすっぽりとブルーシートに守られていた。それでも若干、雨で建材が濡れはしたが、基本的に建材は耐水性なので、乾けば性能に問題が出ることは無い。これはいつも施主から心配されること。

午前中の作業で構造用合板の上の、もう1段の通気用垂木と断熱材、破風板の取付、そして最後の杉の荒板の野地まで終わって雨の中の作業は終了。

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お昼からは作業の切りも良いので、ごく簡単に上棟式。さずがに勝田の中心市街地に建築するとなると、道路の交通量もかなり多めなので、恒例の餅まきは省略。大工さんにお清めしてもらい、四方固めは施主にお願いすることに。

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本日はおめでとうございました。これからは待ったなしで現場が進んでいきますので、今後ともよろしくお願いします。

(施工:(株)名匠建設)

勝田U邸

先月10月は9月とうって変わって雨の影響も少なく、U邸の基礎工事は順調に進み、型枠もバラされて出来形がわかるようになっている。

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ほぼ総2階のボリュームなので基礎は比較的小ぶり。でも・・・小ぶりながらも・・・そこいらへんの住宅の基礎とは細部へのこだわりが違っているところを紹介すると・・・、まずは基礎の高さ。通常、基礎の高さは地盤面から400mmの高さ。建築基準法では300mm以上という基準があるが、住宅の標準仕様書と言うべきフラット35の仕様書が400mmなので、いま建築されているほとんどの住宅の基礎は、特別な条件が無い限り400mmのはず。ボクも今までは400mmにしていたが、今回は100mm程度高くしている。具体の寸法は・・・内緒で。もちろん、高い基礎にすればコストも一緒に高くなるので、実際どれくらいコストアップするか、鉄筋量とコンクリート量を算出して検討済み。比較したのは、

1.基礎高さ400mm+基礎幅内外150mm ← これが今までの仕様

2.基礎高さ約500mm+基礎幅内外150mm ← 今回採用した基礎仕様

3.基礎高さ約500mm+基礎幅外周150mm+基礎幅内部120mm

結果として、全体コスト配分の中で充分消化可能との判断で2を採用した。ちなみに3については、今回は上部構造を外周120mm角、内部105mm角の柱を採用しているため、バリエーションとして検討した。外周を120mm角にしたのは、大宮と東海村の現場で使った断熱材の厚さが105mmだったために、実際かなり現場の大工さんたちが苦労していたのを考慮してのこと。

で、なぜ基礎を高くするか、どんなメリットがあるか言うと、

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人通孔部で基礎主筋を切らずに済むため。もちろん人通孔まわりに補強筋は入れるが、個人的にはこの主筋を切らずに済むというメリットは大きいと考えている。その分、人通孔の高さはギリギリ300mmになるが、400mmの基礎に比べても50mmしか変わらないので、なんとかメンテナンスにも影響ないはず。そしてこの人通孔を設置する場所も入念に検討し、主筋の補強が少ないところに設置している。そして、これも通常、給排水の配管などはこの人通孔を通していくが、人通孔に配管があるとメンテしにくくなるので、別個に専用のスリーブを空けている。基礎屋さんの手間はずいぶん増やしてしまっていると思う。

そして断熱は標準にしている基礎断熱。

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使っている断熱材はスタイロフォームATという基礎用にシロアリ対策が施されている断熱材。今まで使ってきたスタイロFGという断熱材の方が、断熱性能はずいぶん良い割に平米単価が安かったが、今後は出来るだけATにしようと考えている。ただ札幌の現場もFGで基礎外断熱なので、絶対AT、という程はシビアに考えていない。

これから残っている平部の断熱材も貼れば基礎は完了。天端レベルの施工精度も標準的に出来ているので、これからはいよいよ18日、19日の建て方の準備に入る。

(施工:(株)名匠建設)

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