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R+house 建築家と建てる家を、身近に、手軽に

6月頃に届いた一通のDM。「事業拡大のために建築家募集するので、登録してみないか?」という内容のもの。どうやらR+houseというブランド名で、建築家との家づくりをウリに、急速に実績を増やしているらしく、登録している建築家の頭数が足りなくなったために、新たに建築家を募集する、らしい。

R+houseの家とは、建築家との家づくりに、高性能を確保したうえで、一定のルールを設けることで無駄なコストを省き、建築家との家づくりを身近にする、という趣旨らしい。特に性能的には耐震等級は2以上、断熱性能もここのところボクの事務所で確保している性能と同程度のもので、よく読むと、意外に目指す方向性が近そう・・・。

ちょっと胡散臭そうなのが「登録建築家の平均売上1000万円」と言うくだりで、そんなに簡単に稼げるわけないはずなので、それはそれで置いといて、とりあえず説明会に行ってみて判断するか、ということに。

その後の説明会に参加してみて、DMに書かれていたこと以外に、建築家同士は「マイスターズクラブ」というグループを作っており、そのMCでは2ヶ月に一度、ミーティングや技術研修があって、情報共有をするという。

日頃、今後の住宅設計の方向性を考えながら、時には東京まで色々な研修会にも参加しながら、「性能でメーカーなんかに負けるわけにいかねーよ」というのが持論なので、いつも自分単独で考えて来た事を、もしかすると、このMCから、この手の情報を確保出来るかもしれない、という、ボクなりのメリットを見出すことが出来たので、書類選考用の資料をA3版3枚にまとめて提出したのが7月末日。

そこから書類選考の1次審査と、MCの会長・副会長との面接の2次審査を経て、審査合格の通知メールが届いたのが9月中旬。ボク自身は自分の実績・設計の方向性を考えればふつーに合格すると思っていたが、後で聞いた話では応募は70~80人あったらしく、そのうちの25人が合格したようなので、驚くほど狭き門だったのか。それだけ仕事が少ない設計事務所が多いってことなんだと思う。

それからと言うもの、9月からはかなりの頻度で東京まで初期技術研修やら、10月には、加盟工務店と建築家が品川プリンスホテルに一堂に会するR+house全国大会に参加したり、ついには今週月曜火曜日には香川県高松市で開催されたMCミーティングに参加したりと、ずいぶん多くの時間を費やすようになってきた。

一番悩ましかったのは、今まで仕事、施主から設計監理を依頼されて、設計から現場監理までのフルメニューの仕事と、R+houseの仕事は両立出来るのか、ということ。これは時間的なこともあるが、業務的に、今までの仕事と、何か不公平感が出ないのか、ということ。何しろ、R+houseの仕事は施主打合せは合計3回のみ。現場監理は一切無し。

どういうことかと言うと、結局は工務店がR+houseの標準ディテールを使いながら工事を行い、ある程度、建築家がデザインしたっぽく見える家にするのを、プランニングだけ、ボクたち建築家に委託する、というシステム。標準ディデールは先のMCとR+house本体で作ったもの。

そして、基本ボクたち建築家は、近場の仕事は一切担当しないらしく・・・ボクが茨城県内のR+house加盟店のプランニングをすることは全く無く、やれ大阪だ、やれ熊本だと、全国行脚をすることになる。

ただ実際、これからどれだけこのR+houseからの業務が発生するかは全く未定で、何しろ建築家の頭数が倍増しているので、多くて月に一件、あるかないか、下手すると半年に一件とか、かもしれないが、逆にそれくらいの方が、プロパーの業務に支障も出なくていいかもしれない。幸い既にASJは出入禁止になっているので、なんとかなると思う。

他の既存のR+houseの建築家さんの中には、かなりの比率でR+houseの業務を担当している方もいるようだが、ボクとしては、今後も、今まで通り茨城県内メインで、木造住宅の設計監理メインで、今まで通りの仕事っぷりを続けていくことは、変わりない。

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