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「子会社の解散及びそれに伴う特別損失計上のお知らせ」

8月ごろか?ウベボードのフラット12mmにクールホワイトなる新色が出るという案内を見て「お、いいじゃん」と思っていたのもつかの間、まさかの会社解散・・・。

「会社解散について」のお知らせ

窯業系サイディングの認定基準が変わって、窯業系サイディングという呼び名は厚さ14mm以上になっても、あくまで12mmの金具工法にこだわり続けたメーカーが無くなるのは、なんとも寂しい。他のメーカーで金具工法の窯業系サイディングになると基本的に16mm以上になってしまう。それでも親会社の宇部興産のサイト見ると、ウベボードの経営がかなり苦しかったのがよくわかる。

「窯業系サイディング」と言うと、ハウスメーカーのつくるありきたりな家の外壁、工務店のつくる野暮ったい家の外壁、そんなイメージを持っている人が殆どで、設計打合せの時に施主に、外壁をサイディングにしましょうと話すと、たいがい良い反応は無い(苦笑)。

そもそも「サイディング」というのは外壁に使う乾式の板材・下見板の事で、この場合はアメリカンな家を思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思う。いまよく言うサイディングとは「窯業系サイディング」の事でこれはセメントと木質系の材料を混合して製造している外壁材を指している。

アメリカンな木質サイディングの場合、一番の問題は防火性能が全く無いところで、都市部の防火性能を要求される地域には使用できないため、代わって外壁に使われたのが所謂モルタルの外壁で、木造住宅の外壁としての防火性能は今でもこのモルタルの外壁が一番だと思う。

しかしながらこのモルタル、余程の事が無い限り、と言うよりほぼ間違いなく・・・地震の多い日本では・・・割れの問題が出てくる。地震が原因出なくても、モルタル自身の乾燥収縮だけでもヘアクラック程度は必ずと言っていいほど発生する。気にしなければ気にならない程度でもあるんだけど(苦笑)。

それで代わりに今主流になっているのは窯業系サイディングで、サイディング自体にはある程度の耐久性もあるし、パネル状になっていて施工性も良く、多少とは言え断熱性能もあり、そして価格的にも良心的で、住宅の外壁材としてはベストチョイスのはず。表面の塗装などは、どんな外壁にしても塗り替えは必要になるので、比較してもしょうが無いと思っている。

残念なのは、このサイディング、加工しやすい反面、色々と表面を加工して、タイルちっく、レンガちっく、最近の板貼りちっくなサイディングなんてシールが出ないような部分的な使い方すると、ホンモノか?と間違うほど良く出来ている。これがなんとか風、というのが出回っているのがサイディングを嫌う人の一番の理由だと思う。

ボク自身は、窯業系サイディングの住宅用外壁材としての良いところは良いと認めた上で、そもそも一番サイディングらしい表情の、全く変な柄の入っていないフラットなサイディングを、今までも使ってきた。そのサイディングを作っている会社が来年春には無くなってしまう・・・。これでサイディングメーカーは、ニチハ、ケーミュー、旭トステムの3社にほぼ集約される。神島化学とか、大丈夫なんか??(苦笑)。

とにかく、代わりの外壁材を探さないとなー。

◆住まいの情報